マッチレポート | 10人のアトレティコに敗戦 (0-1)

ベティスキラー・ジエゴ・コスタの一発に沈む

レアル・ベティスは来季からペジェグリーニが監督に就任することが決定。このような中、11日のラ・リーガ第36節はアウェイでアトレティコ・マドリードと対戦。中2日の過密日程での試合という事もあり、前節の11人から6人の選手を入れ替えて試合に臨んだ。

前半はベティスがボールをキープする。60%を超えるボール保持率を記録し、30分にはグアルダードのミドルシュートがポストをかすめるなど、じわじわと攻撃が活性化していく。一方のアトレティコもベティスゴールを何度も脅かす。23分にはコレア、35分にはモラタがネットを揺らすもVARにより前者はハンド、後者はオフサイドという判決でゴールが取り消された。思わぬ形で救わたベティスは、前半途中に交代で入ったペドラサを筆頭に何度か惜しいチャンスを迎える。


良い流れで入った後半。50分にはロレンやフェキルが単独での縦突破でシュートまで持っていく。57分には積極的だったロレンの縦突破が成果を上げる。相手DFを上手くかわしたロレンが前に運ぼうとしたところをエルモソが後ろからスライディング。危険なプレーとみなされ一発退場となった。相手が1人減ったこともありベティスが押し込む展開が続くが、ここでアトレティコは実力を発揮する。74分中盤で得たアトレティコのFK。カラスコの柔らかいボールに頭で合わせたのは途中出場のジエゴ・コスタ。ファーストタッチが先制点でそのまま決勝点に。ジエゴ・コスタは、ベティス相手に6試合連続ゴール。要注意のストライカーを抑えることはできなかった。その後もベティスは攻撃を仕掛けるもアトレティコの堅い守備を崩すことはできず、スコアレスでタイムアップ。


前節で残留は確定したものの、数的優位な状況であっただけに悔しい敗戦。少ない人数でも結果を残す、常連の勝負強さを目の当たりにした試合となった。また、70分にウィリアム・カルバーリョに代わって入ったホアキンは、ラ・リーガ通算550試合出場達成。フィールド選手としてはラウール氏と並び、ラ・リーガ最多記録となった。




レアル・ベティス・バロンピエ:ダニ・マルティン、バラガン(エメルソン 69')、バルトラ、シドネイ、アレックス・モレノ(テージョ 83')、グアルダード(ペドラサ 43')、ギド・ロドリゲス、ウィリアム(ホアキン 70')、カナレス、フェキル、ロレン(B・イグレシアス 83')


アトレティコ・マドリード:オブラク、ロディ、エルモソ、サヴィッチ、トリッピアー(アリアス 42')、サウール(ビトーロ 55')、トーマス、マルコス・ジョレンテ(カラスコ 55')、コケ、モラタ(ジエゴ・コスタ)、アンヘル・コレア(フェリペ 62')


得点:ジエゴコスタ(アトレティコ 74')

退場:エルモソ(アトレティコ 57')