マッチレポート | プレシーズンマッチ3連勝を達成 (3-2)

交代選手が勝利に貢献。ペレグリーニ監督の采配光る。

 プレシーズンマッチ第3試合目の相手は近年好調を見せるグラナダCF。ベティスは途中出場の選手達が結果を残し3-2で勝利。ペレグリーニ監督の采配が光った。

 時間深夜2:30に行われたプレシーズン3試合目。レンタル移籍から戻り、前の試合でゴールを決めたルイバル、新加入のブラボを先発で起用するなど、ペレグリーニ監督は少しずつチームにテコ入れをしていく。

 前半ベティスは意思統一されたグラナダの守備陣に手を焼く。「引いて守る時間」「前線からプレスをかける時間」をチーム一体となって使い分ける相手に対し、ボールを保持するも主導権までは握れない。それでもルイバルを始めとした攻撃陣は、数少ないチャンスをシュートで終えるよう、積極的に攻撃を仕掛ける。

 後半開始早々、スコアが動く。ネットを揺らしたのは、前の試合で決定機を逃したイグレシアスだった。前線で体を張りボールをキープした彼は、一旦左サイドのテージョにボールを預ける。グラウンダーの折り返しをダイレクトでコースを狙ったインサイドシュート。エリア外から放たれたシュートはゴール左下に流れていった。

 一方のグラナダも反撃に出る。51分、左サイドからのクロスは逆サイドに流れるものの、そこからのセンタリングに合わせたのはモントーロ。僅か5分ほどで同点にされてしまう。62分にはハイプレスからボールを奪い、テージョにシュートチャンスが訪れるも、左45度からのシュートはポストに弾かれ、追加点にはならず。

 79分、途中出場したGKジョエル・ロブレスが相手守備陣の裏にロングフィード。抜け出したカナレスが後ろからの浮き球を技ありのトラップ。GK11となったカナレスは中に折り返し、上がってきたバルトラが難なくゴール。バルトラは2試合連続ゴールとなった。88分にも鮮やかなカウンターから途中出場のフアンミが追加点。その後すぐに1点返されるものの、試合はここでホイッスル。

 終盤に展開が激しくなったこの試合は、3-2でベティスが勝利。チームはペレグリーニ体制3連勝となった。途中出場の選手が結果を残している印象が強いプレシーズンマッチ、チーム内のスタメン争いも熾烈な戦いとなりそうだ。

 出場選手:

ブラボ、エメルソン、マンディ、バルトラ、アレックス・モレノ、ギド・ロドリゲス、グアルダード、カナレス、ルイバル、テージョ、イグレシアス

[途中出場]

W・カルバーリョ、ジョエル・ロブレス、フアンミ、ライネス、モントーヤ

 ゴール:

1-0.イグレシアス(47').

1-1.モントーロ(51').

2-1.バルトラ (80').

3-1.フアンミ (88')

3-2.アントニン(90').