レアル・ベティス・アカデミーは、18歳以上の選手を対象に、ヨーロッパ最大級のトレーニング施設を拠点としたエリート育成プログラムを始動します。

2025年4月25日 セビージャ — レアル・ベティスは、新たに「レアル・ベティス・グローバルアカデミー」を設立し、18歳以上の選手を対象としたエリート育成プログラムを開始します。本プログラムは、世界トップレベルのトレーニング環境と指導体制を提供し、国際的かつプロフェッショナルな視点から選手の成長を支援することを目的としています。

拠点となるのは、2023年10月に完成した「ラファエル・ゴルディージョ・トレーニングセンター」。ベティスのホームスタジアムであるエスタディオ・ベニート・ビジャマリンからわずか10kmに位置し、総面積51ヘクタールを誇るヨーロッパ最大級のトレーニング施設です。

施設内には、11人制ピッチが8面、7人制ピッチが3面、GK専用ピッチが2面設置されているほか、ジム、メディカルセンター、クラブオフィス、ロッカールームなど、欧州トッププロクラブならではの充実した環境が整っています。

当アカデミー参加者には、質の高いトレーニングと総合的なサポートを提供。プロ資格を持つコーチ陣による指導のもと、ユニフォームの支給、練習映像の録画・分析、個別評価、フィジカルトレーニング、怪我予防・理学療法、栄養およびメンタル面でのサポート、そして民間医療保険の提供まで、あらゆる面でプロ仕様のプログラムが組まれています。

また、競技面においても、アカデミー所属選手はレアル・ベティス育成組織の一員として、スペイン・アンダルシア州3部リーグの公式戦に出場。プロクラブとしての厳しい評価基準と指導体制の中、リアルな経験を積むことができます。

ゴールのその先にある、ベティスが大切にする情熱、喜び、そして持続可能性。その想いを世界に広げるために、レアル・ベティスはこのグローバルアカデミーを通じて、世界中のサッカー選手に新たな成長の機会を提供していきます。

選手寮について

レアル・ベティス・グローバルアカデミーの選手たちは、「ミキャンパス・エントレヌクレオス（Micampus Entrenúcleos）」に滞在します。トレーニング拠点であるラファエル・ゴルディージョ・トレーニングセンターから徒歩わずか10分の場所に位置し、選手たちは練習に集中できる理想的な環境が整っています。

この施設には国際色豊かな雰囲気があり、世界中から集まった学生やアスリートと交流しながら過ごすことができます。安全で快適な、現代的な生活環境が整っており、プロを目指す日々をしっかりとサポートしてくれます。

施設では各選手にプライベートな個室が用意されており、月曜から日曜までの食事に加え、食堂、共用キッチンエリア、週1回のランドリーサービス、清掃サービスも完備。また、勉強室、ミーティングルーム、ラウンジ、シアタールーム、ジム、プール、駐車場、テラスなど、多彩な共用スペースも利用可能です。

大学プログラムについて

レアル・ベティス・グローバルアカデミーでは、現地の大学「EUSA（エウサ）」と連携し、留学生向けにレベルや目的に応じたスペイン語プログラムを提供。選手たちの学術的・社会的な適応をサポートします。

また、希望する選手は、スポーツと並行して幅広い分野の大学課程に進むことも可能です。質の高いプロフェッショナルな環境のもと、競技と学業の両立を目指すことができます。

レアル・ベティス・グローバルアカデミーは、単なるプロサッカー選手育成プログラムにとどまりません。セビージャでの滞在をより豊かにする文化体験や各種イベントも充実しており、選手一人ひとりにとって"総合的な体験"となるよう設計されています。

トレーニングや試合、各種アクティビティへの移動も専用の交通手段が用意されており、安心かつ快適に日々のスケジュールをこなせる環境が整っています。

レアル・ベティスアカデミーについて

レアル・ベティスアカデミーは、レアル・ベティス・バロンピエが展開する国内外向けの育成プログラムです。本プロジェクトの目的は、クラブ独自のトレーニングメソッドを世界中の子どもたちに届け、より高いレベルのサッカー体験を提供することにあります。

このアカデミーでは、サッカーの技術向上だけでなく、選手としての価値を高めるための包括的な育成が行われています。

前シーズンと比較して117％の成長を記録し、世界中で4,510人の選手が"ベティス流"の育成を受けています。さらに、アメリカ、メキシコ、エジプト、アルジェリア、ジンバブエ、エルサルバドル、ベネズエラ、ジョージアなど、28の新たな国際プロジェクトがスタートするなど、活動の場を大きく広げています。