マッチレポート|レアル・ソシエダに2-0で勝利!4位と5位の上位対決を制す。

CL出場権を争う2チームの戦いはベティスに軍配

ラ・リーガ第12節。前節アトレティコ・マドリー相手に2-1で惜敗したベティスは、アウェイでレアル・ソシエダと戦い、2-0で勝利した。

ベティスとソシエダは、近年上位争いに食い込んでいる強豪同士。CL圏内に入るためには、両チームにとって何としても勝たなければ行けない試合だ。

レアル・ソシエダで好調を維持する日本代表FW久保建英は、前節の試合での肩の脱臼のためこの日はメンバーから外れた。

怪我人やターンオーバーの関係でメンバーを大幅に変更したベティスは、なかなかペースを掴めない。前半は完全にレアル・ソシエダのペース。ボールを支配され、幾度かゴール前で危険な場面を迎えた。

前半12分にはFWカルロス・フェルナンデスのシュートがDFへのディフレクション後にポストを叩いた。その後もチャンスを作られるも、最後の所でしのぎきり、スコアレスで前半を折り返す。

後半、ペレグリーニ監督は57分にフアン・クルスを投入。前前節のアルメリア戦で素晴らしいラ・リーガデビューを飾った22歳は、この日も途中出場で流れを変えた。

0-0で迎えた86分、相手DFのパスミスを奪ったアレックス・モレーノが左サイドを突破し中央へパス。エリア内で相手のマークを上手く外したフアン・クルスがこれをダイレクトで流し込み、ベティスが先制に成功。フアン・クルスにとっては、これが嬉しいラ・リーガ初ゴールとなった。

89分には、FKからソシエダのマグナゼライアにフリーで許すも、GKルイ・シルバがスーパーセーブを見せてチームを救った。

そして終了間際には、前かがみになったソシエダの裏を付き、カウンターからエースのボルハ・イグレスアスが追加点。ベティスは試合を決定づけた。

試合は2-0で終了。上位対決を制しアウェイで貴重な勝ち点3を奪ったベティスは次節、ホームでセビージャFCとのダービーマッチを迎える。