マッチレポート|エイバルに敗れ3連敗(0-2)

11試合で23失点、リーグ最多失点チームに。

 ラ・リーガ第11節、ベティスはホームでエイバルと対戦。エイバル武藤の移籍初ゴールを含め2得点を許したベティス。3連敗となり順位を15位に下げた。

 司令塔カナレスを怪我で欠いたベティスは、ここまで出番の少なかった34歳メキシコ代表グアルダードを起用。対するアウェイのエイバルは乾と武藤が同時にスタメンで出場した。

 前半20分、ギド・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したテージョがGKと1対1に。しかしこのチャンスは、セルビア代表GKドミトロヴィッチの好セーブによって防がれる。ホームのベティスは、前半の中盤辺りから自陣でのパスミスが目立ち、何度かピンチを迎えてしまう。

 すると32分に前半最大の危機が生まれる。こちらも自陣でのパスミスからボールを奪われ、エイバルの右サイドのクロスに頭で合わせたのはヤングスター、ブライアン・ヒル。GKのロブレスが懸命に触ったものの、こぼれ球を元ベティスの乾が押し込んだ。このプレーは先制点に思われたものの、乾の足が僅かにオフサイドラインを越えており、VARによって乾の今季初ゴールは取り消された。

 両チームシュートの本数が少ない中迎えた後半、いきなりスコアが動いた。右サイドのコーナーキックを獲得したエイバル。ブライアン・ヒルのキックをブルゴスが頭で逸らし、中央の空いたスペースに飛び込んだのは武藤。エイバル移籍後初ゴールが貴重な先制点となる。

 その僅か2分後、エイバルの右サイドバックのコレアがオーバーラップで抜け出し、GKと1対1に。これをたまらずロブレスが倒してしまいPK。先制点をアシストしたブルゴスに確実に決められ、2点差に広げられてしまう。

 その後もエイバルの粘り強い守備に手を焼くベティス。試合終盤にはバルトラが乾をエリア内で倒してしまい、再度PKを与えてしまう。このピンチはロブレスのファインセーブによって免れたものの、結局スコアは0-2。

 シーズン序盤は失点を抑えていたものの、11試合を終えてリーグ最多の23失点と守備が安定しないベティス。3連敗で順位を15位に落とした。


[出場選手]
ベティス:ジョエル・ロブレス、エメルソン(モントーヤ 46')、バルトラ、シドネイ、アレックス・モレノ、ギド・ロドリゲス、グアルダード(W・カルバーリョ 54')、フェキル(イグレシアス 69')、ホアキン、テージョ(テージョ 54')、サナブリア(ライネス 69')

エイバル:ドミトロヴィッチ、ブルゴス、ペドロ・ビガス、パペ・ディオプ、エドゥ・エスポジト、武藤(セルジ・エンリク 78')、乾、コレア、ポソ、アルビージャ、ブライアン・ヒル(セルヒオ・アルバレス 90+3')

[ゴール]
0-1 武藤 嘉紀(49')
0-2 ブルゴス(54')