フェダル値千金の同点ゴール(1-1)
試合終盤の同点ゴールで連敗を"2"でストップ
レアル・ベティスは4日、ラ・リーガ第34節でセルタ・デ・ビーゴと対戦し1-1で引き分けた。フェダルの今季リーガ初ゴールが値千金の同点ゴール。3試合ぶりに勝ち点を手にした。
チームはアウェイの地、バライドス競技場に乗り込み3試合ぶりの勝利を目指して、17位に沈むセルタと戦った。ベティスはここ8日で3試合目の過密日程。両チームともに疲労が残る中での激闘は、ドローで幕を閉じた。
ゲーム序盤は慎重な入りとなった。お互いが観察し合い、リスクを冒さないボール回しが続く。22分、均衡を破ったのはホームのセルタ、ノリートの直接FKだった。角度が狭い右サイドのFK。皆がセンタリングに備えていた場面で彼はシュートを選択。裏をかいたグラウンダーの弾道はゴールニアサイドに吸い込まれていった。べティスは終盤にかけて徐々に敵陣に押し込んでいくが、セルタにバイタルエリアをしっかりと固められ、決定的なチャンスを作ることができずに前半を終えた。
後半は右サイドを中心にサイドからの攻撃に切り替える。57分にはホアキンを投入し、サイド攻撃にさらに力をかけていく。
68分に最大のチャンスが訪れる。ペナルティーエリアでシュートを放ったグアルダードの足を相手の足と接触。審判はPKを指差した。しかし、後のVARの判定によりPKは取り消しに。不運な空気が流れかけた78分、起死回生の同点ゴールが訪れる。ショートコーナーからのクロスでフリーで構えていたフェダルがボールを押し込んだ。今季初ゴールが貴重な同点弾になる。
試合はこのまま1-1のドローで終了。後半終盤のゴールでなんとか連敗を2でストップしたベティスは、順位変わらずの13位に留まっている。
レアル・ベティス:バロンピエ: ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、フェダル、アレックス・モレノ(ペドラサ 54')、ギド・ロドリゲス、グアルダード、アレニャ(ホアキン 57')、カナレス、フアンミ(テージョ 57')、ロレン(B・イグレシアス 90+2')
セルタ・デ・ビーゴ:ルベン、ケビン(マジョ 62')、ムリージョ、アラウホ、オラサ、オカイ、ベルトラン(ガブリエウ・フェルナンデス 78')、ラフィーニャ、ノリート(ブラダリッチ 77')、イアゴ・アスパス(ミナ77')、スモロフ(メンデス 54')