マッチレポート | 大きな勝ち点3 (1-0)
後半のバルトラのゴールが決勝点となった。
アレクシス・トルヒージョ体制で再出発したレアル・ベティスが25日、ラ・リーガ第31節でエスパニョールと対戦し後半のマルク・バルトラのゴールで1-0の勝利を手にした。
前節アスレティック・ビルバオ戦に0-1で敗れた後にルビ監督が退任したチームは、本拠で最下位に沈むエスパニョールと対戦。トルヒージョ監督はライネスに代えてフェダルをスタメンに入れ、5バックの布陣を敷いた。高い位置取りで相手を押し込みサイドから突破を試みるベティスは、エメルソンらのクロスからチャンスをうかがう。ゴール前を固める相手に手を焼くが、21分にはカナレスのロングシュートがポストをかすめるなど徐々に攻撃の形を作っていった。
一方のエスパニョールがフリーキックからベティスゴールを狙った場面は、ジョエル・ロブレスがしっかりとセーブ。数分後にはお返しとばかりにフェキルが直接フリーキックで相手ゴールを襲ったが、ここも相手GKディエゴ・ロペスがボールをキャッチした。
39分にはエスパニョールのカレリが抜け出してゴールに迫るピンチを迎えたが、マンディが完璧なタイミングのスライディングでブロック。両チーム無得点でハーフタイムを迎えた。
後半キックオフから2分後、ついに均衡が破れる。右サイドからのコーナーキックをカナレスがゴール前に送ると、ニアサイドで待ち構えたバルトラが相手を上回る打点でヘディングシュート。相手GKが反応する間もなくボールはゴールネットに吸い込まれ、ベティスがリードを奪った。
勢いに乗るベティスは55分にもペナルティエリア外でボールを受けたフェキルが左足でパワフルなシュート。ここはディエゴ・ロペスのセーブに阻まれ、追加点とはならなかった。その4分後にカナレスがペナルティエリア左に侵入しゴールを狙った際も、やはりエスパニョールの守護神が好セーブを見せた。
69分にうまく前を向いたフェキルのロングシュートもディエゴ・ロペスが横っ飛びでセーブ。こぼれ球をペドラサが押し込もうとしたが、ディフェンダーが一歩早くボールに足を延ばした。
1点リードのままエスパニョールの反撃をうまくしのいでいたベティスだが、アディショナルタイム直前に大きなピンチが訪れる。エスパニョールの素早い攻撃で右サイドを破られ、ゴール前でフリーのウー・レイにクロスが通る。ボールを押し込まれるだけで失点の場面だったが、ジョエル・ロブレスが体を張って奇跡的なセーブ。なんとか危機を脱したチームは最後まで1点のリードを守り切り、ビジャマリンで待望の勝ち点3を手にした。
レアル・ベティス・バロンピエ:
ジョエル・ロブレス、エメルソン (バラガン 83')、マンディ、バルトラ、フェダル、ペドラサ (アレックス・モレノ 91')、ギド・ロドリゲス、グアルダード (アレニャ 91')、カナレス、フェキル (ウィリアム 80')、ボルハ・イグレシアス (ロレン 80').
得点: バルトラ (48')