2020年初のホームゲームを序盤から支配したベティスは9分、流れるようなビルドアップから左サイドに展開し、最後はホアキンが右足でシュート。対するソシエダも15分に左サイドからのクロスにウーデゴールが飛び込んだが、シュートはゴール右に外れた。

26分にはエメルソンのスルーパスに走り込んだセルヒオ・カナレスがシュート。この場面は相手GKアレックス・レミロにセーブされたが、その直後にベティスが均衡を破る。カナレスのコーナーキックにボルハ・イグレシアスが打点の高いヘディングで合わせると、シュートはゴールネットに吸い込まれた。ボルハ・イグレシアスにとっては今季リーグ3点目のゴールとなった。

勢いに乗るベティスはその後も新戦力アレニャらがチャンスを作り、攻撃の手を緩めない。そして前半終了間際の44分にペナルティエリア内に侵入したエメルソンが中央のホアキンにパスを送り、キャプテンがワンタッチでフィニッシュ。今季7点目のゴールを決めて前半を最高の形で締めくくった。

後半に入っても勢いの衰えないベティスは素早い攻撃で相手ゴールに迫る。一方で51分にはペナルティエリア外に飛び出したジョエル・ロブレスが無人のゴールを狙ったループ状のロングシュートを放たれるが、ゴールライン間際でファインセーブ。ソシエダの反撃を許さない。

54分にはボルハ・イグレシアスのお膳立てからフリーのアレックス・モレノがシュートを放ったが、アレックス・レミロの好セーブに阻まれた。その2分後のアレニャのシュートもゴール右に外れリードを広げることはできなかったが、ベティスが試合を優位に進める。

ルビ監督は67分にエメルソンに代えてギド・ロドリゲスを投入。新加入のアルゼンチン人MFがベティスデビューを飾った。79分にはホアキンがコーナーキックから直接ゴールを狙うなど見せ場を作り続けたベティスは、アディショナルタイムにセルヒオ・カナレスが完勝を締めくくるダメ押しゴール。スコアを3-0とし、ホームの5万人を超える観衆に2020年のラ・リーガ初勝利をプレゼントした。

レアル・ベティス・バロンピエ: ジョエル・ロブレス、エメルソン、バルトラ、マンディ、アレックス・モレノ、エドガル、グアルダード」、アレニャ (ギド・ロドリゲス 67')、カナレス、ホアキン (テージョ 82')、ボルハ・イグレシアス (ロレン 74').

レアル・ソシエダ: レミロ、サルドゥア (ゴロサベル 80')、ジョレンテ、ル・ノルマン、アイヘン、メリーノ、ゲバラ、ウーデゴール、オヤルサバル、ポルトゥ (ウィリアン・ジョゼ 70')、イサク (バレネチェア 56').