マッチレポート | アトレティコ・マドリードに敗れる (1-2)
終盤にバルトラが一矢を報いたが、同点には追いつけなかった。
レアル・ベティスは22日に行われたラ・リーガ第18節でベニート・ビジャマリンにアトレティコ・マドリードを迎え、1-2で敗れた。2点を先行され終盤にバルトラが一点を返したが、同点に追いつくことはできなかった。
コパ・デル・レイ1回戦の勝利から3日後、今年最後の試合を白星で飾りたいチームは青空の下でホームの大観衆に迎えられた。8分、アトレティコ・マドリードは右サイドのジョアン・フェリックスのクロスにモラタが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴール。その後はベティスがボールを支配し、主に両サイドの突破から相手ゴールを狙う。16分にはカナレスのクロスからゴール前のフェダルがヘディングシュートを放ったが、惜しくもクロスバーに嫌われた。
ペースを握るベティスだが、35分に大ピンチを迎える。カウンターからモラタが完全にディフェンスラインの裏に抜け出し、ジョエル・ロブレスと1対1に。しかし右足のシュートに素早く反応した守護神が弾いたボールはポストに当たり、絶体絶命の場面を切り抜けた。
スコアレスのまま迎えた後半も中盤で激しい攻防が繰り広げられる中、両チームともになかなかビッグチャンスを作り出すには至らない。しかし58分、アトレティコ・マドリードのコレアがアレックス・モレノのパスをカットしてそのままジョエル・ロブレスと1対1になり、冷静にゴールの中へシュートを流し込み先制ゴール。ベティスは一瞬の隙を突かれる形で、リードを奪われてしまった。
ベティスは5万人を超える大観衆の後押しを受け、まずは同点に追いつくべく反撃を仕掛けるがアトレティコ・マドリードの堅いディフェンスをこじ開けることができない。78分にバルトラがペナルティーエリア外から放った強烈なシュートも、僅かにゴール上に外れた。
その1分後にはカナレスのボレーシュートがポストを直撃。猛攻を仕掛けるベティスだが、あと一歩でゴールが遠い。すると83分、自陣でボールを失うとコレアのクロスをモラタに押し込まれて痛恨のゴールを許し、リードを2点に広げられた。
アディショナルタイムにバルトラがペナルティエリア内でこぼれ球を押し込み1点差に迫ったものの、同点に追いつくための時間はなく1-2で試合終了。先月10日のセビージャダービー以来の黒星で、2019年を勝ち点3とともに締めくくることはできなかった。
レアル・ベティス・バロンピエ:ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、バルトラ、フェダル、アレックス・モレノ、グアルダード (ライネス 69')、カナレス、ホアキン、フェキル、ロレン (ボルハ・イグレシアス 59')
得点:バルトラ (92').
アトレティコ・マドリード:オブラク、トリッピアー、フェリペ、ヒメネス、ロディ、エレーラ、トーマス、サウール、レマル (コレア 56')、ジョアン・フェリックス (ジョレンテ 88')、モラタ
得点:コレア (58')、モラタ (66')