マッチレポート|セビージャとのダービーマッチは1-1の引き分け。計3枚のレッドカード、9枚のイエローカードが飛び交う荒れた展開に

前半にオウンゴールで先制も、終了間際にグデリのゴラッソで追いつかれる。

ラ・リーガ第13節。前節アウェイでソシエダに2-0で勝利したベティスはこの日、通称「エル・グランダービー」として知られるセビージャFCとのダービーマッチを戦い、1-1で引き分けた。

良いスタートを切ったのはベティス。開始直後からボールを保持し、何度もセビージャゴールに迫った。

7分には、フェキルが放ったFKが相手DFにあたった後ポストを直撃、こぼれ球に反応したボルハ・イグレシアスのヘッドもバーに嫌われた。

21分にはカナレスの見事なヒールパスからB・イグレシアスが抜け出し、最後はアイトール・ルイバルがGKとの1対1を迎えるも、放ったシュートはバーの上を超える。

31分にはベティスのミスからセビージャに決定機。サバリとペッセーラの連携ミスに反応したラメラがGKブラーボを交わして無人のゴールにシュートを放つも、これはエドガルが決死のゴールカバーを見せて得点を許さない。

37分に試合は局面を迎える。アレックス・モレーノに対する危険なタックルでセビージャのDFモンティエルが一発退場。ベティスは前半のうちに数的有利となる理想の展開となった。

そして直後の43分、カナレスのポストプレーからセビージャ陣内に迫ると、DFのクリアミスがオウンゴールとなり、ベティスが先制に成功。この時間まではベティスにとって理想的な展開だった。

しかし前半アディショナルタイムの45+2分、フェキルが競り合いの中で振った手が相手DFの顔にあたり、VARレビューの末レッドカードの判定。数的有利になったのも束の間、数分後には10人対10人の構図に。

さらに前半終了間際にはまたベティスに決定機。裏に抜け出したB・イグレシアスがキーパーとの1対1を迎えるも、GKボノの好セーブに阻まれた。

後半開始直後にもベティスに決定機。アイトール・ルイバルとの連携から抜け出したアレックス・モレーノがフリーでシュートを放つも、再びGKボノの好セーブに阻まれる。

そして直後の47分には、ベティスに痛いニュースが訪れる。B・イグレシアスが足裏を使った危険なタックルで一発レッド。ベティスは後半のほとんどの時間帯を9人で戦うこととなった。

9人対10人の構図になった後は、数的有利のセビージャに押し込まれる展開が続く。交代カードを切ってなんとかバランスを保ち、実際に粘り強く守った。

しかし80分、セビージャのMFグデリが豪快なゴラッソを叩き込み、試合はついに振り出しに。

その後もセビージャが押し込む展開が続いた。89分には、MFグデリがミドルレンジから放ったシュートがバーを直撃。試合終了間際の90+5分にはエリア内で三度グデリがシュートを放つも、GKブラーボがスーパーセーブを見せて逆転を許さなかった。

両チーム合わせて2得点、レッドカード3枚、イエローカード9枚が飛び交う白熱の展開を見せたエル・グランダービーは1-1で終了。ベティスは次節、アウェイでバレンシアと対戦。これがワールカップブレイク前最後の試合となる。