マッチレポート|コパ・デル・レイ優勝!
PK戦までもつれたバレンシアとの死闘を制し、17年ぶり3度目のコパ・デル・レイ優勝
2021-2022シーズン、コパ・デル・レイ決勝。伝統ある大会の決勝は、セビージャにあるエスタディオ・オリンピコ・セビージャにて開催された。
試合は早々に動く。前半12分、サイドでの見事な連携から抜け出したベジェリンのクロスをB・イグレシアスがヘディングで合わせ先制。ベティスは幸先の良いスタートを切る。
ベティスは安定したボール支配と集中力の高い守備でバレンシアをゴール前に寄せ付けない。しかし前半30分、バレンシアのドゥーロがカウンターからワンチャンスをものにし同点とされ、そのまま前半を折り返す。
後半は同点弾で勢いに乗ったバレンシアのペースで試合が進む。49分にはパス交換でベティスの守備陣を翻弄し、最後はフリーでドゥーロがシュートを放つも、これは間一髪バーの上を超える。さらに53分にもサイド攻撃から決定機を作られるが、パスを受けたモリバは上手くボールを捉えることができない。
すると徐々に流れはベティスに傾く。中盤でボールを支配し相手陣地の両翼からゴールを狙ったベティスは、64分、77分、82分、88分と再三チャンスを迎えるも、バレンシアGKのママルダシュヴィリがファインセーブを連発し得点することが出来ない。互いに後半終了までゴールを割ることが出来ず、試合は延長戦へ突入した。
延長戦は疲労からかやや間延びした展開が見られたものの、両者ゴール前では決死の守備を見せ互いにゴールを割らせない。延長線でもスコアは動かず、PK戦での決着にもつれ込んだ。
PK戦では、バレンシア4人目のムサが失敗し、ベティスは5人全員が成功させた。PK5-4でベティスが17年ぶり、3度目のコパ・デル・レイ優勝を果たした。