ラ・リーガ前半最終節となる第19節、10位のベティスは1つ上の順位に位置するセルタ・デ・ビーゴと対戦。

　序盤はアウェイのセルタが優勢。立て続けのシュートでベティスゴールを脅かすと15分、右サイドのコーナーキックからFWのサンティ・ミナがボールを押し込み、先制する。

　意地を見せたいホームのベティスは25分、ライネスとフェキルでペナルティエリア深くまで潜ると、フェキルの折り返しにカナレスが合わせ同点ゴール。フェキルのパスはスピードが速く処理が難しいボールだったが、ベティスの10番は上手くゴールの左ネットに流し込んだ。

　カナレスは止まらない。44分、フェキルが中盤でボールを奪うと、ドリブルでバイタルエリアに進入。左サイドに走ってきたカナレスにボールが渡ると、ベティスの10番はこれを左足でダイレクトシュート。狙いすましたシュートでファーサイドネットを揺らし、逆転に成功する。

　良い流れで前半を終えたベティスは後半も良いスタートを切る。多くの時間を敵陣でプレーし、ゴールを相手から遠ざける。
　
　75分にはディフェンスラインをスルーパスで破られ、キーパーと1対1になるピンチを迎えるが、守護神ジョエル・ロブレスがしっかりと対処した。

　後半のゴールは無かったものの、最後まで相手の攻撃を抑えたベティス。1点差で競り勝ち、リーグ戦前半のラストマッチを白星で飾った。

[出場選手]
ベティス：ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、ビクトル・ルイス、ミランダ、ギド・ロドリゲス(グアルダード 68')、ルイバル(ロドリ 31')、フェキル、カナレス、ライネス(アレックス・モレノ 82')、ロレン(イグレシアス 82')

セルタ：ルベン・ブランコ、ウーゴ・マジョ、ムリージョ(エイドゥ 55')、アラウホ、アーロン・マルティン、タピア、デニス・スアレス、ブライス・メンデス、ノリート(フラン・ベルトラン 71')、エムレ・モル(ミゲル・バエサ 71')、サンティ・ミナ

[ゴール]
0-1　セルタ：サンティ・ミナ (15')
1-1　ベティス：カナレス(25')
2-1　ベティス：カナレス(44')