マッチレポート|ペレグリーニ体制2連勝 (2-0)

親善試合2試合目は、UDアルメリアを相手に完封勝利

 ペレグリーニ体制となって2試合目となるプレシーズンマッチ。セグンダ・ディビシオン(2部)のUDアルメリアを相手にチャンスを与えず、2-0で快勝した。COVID-19の陽性反応者が出たことで、チーム練習の再開に遅れが出たベティス。このような状況の中でプレシーズン2試合目は、キャンプ地であるマルベーリャで行われた。

 前半、ホアキンやイグレシアスといった前線の選手が中盤に降りてきて、カナレス、ギド・ロドリゲスとのパス回しに参加。中盤で数的優位の状況を作り、ポゼッションを高めていく。ボールを保持することでサイドバックの選手にも攻撃参加のチャンスが生まれ、サイドから何度かクロスを供給するも僅かに中に合わず。そんな中、突然スコアは動いた。相手のパスミスから生まれたコーナーキック。カナレスの放ったボールをDFのバルトラが高い打点でヘディング。コーナーキックのお手本のようなゴールで先制点を奪う。前半終盤にも前線から降りてきたイグレシアスが、2列目から飛び出したカナレスにスルーパス。しかし、キーパーと11のビッグチャンスはポストに嫌われた。

 後半もカナレス、ホアキン、テージョの2列目3人が柔軟にポジションを入れ替え、ポゼッションに積極的に参加。62分には5シーズンぶりにスペインに帰ってきたGKブラボも交代出場した。何度かチャンスを決めかねていると、試合終了間際、途中出場のアイトール・ルイバルが右45度の角度から鮮やかなミドルシュートでネットを揺らす。3シーズンぶりにレンタルから戻ってきたカンテラ出身の24歳が好調を示した。試合はこのまま2-0で終了。ペレグリーニ体制に代わり、チームは2試合連続でクリーンシートを達成。ほぼ相手にチャンスを与えず、安定した試合運びを見せた一方で、GKとの11のチャンスを3度ミスする等、決定力に課題を残した。


出場選手:ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、バルトラ、アレックス・モレノ、ギド・ロドリゲス、グアルダード、カナレス、ホアキン、フアンミ、イグレシアス [途中出場]テージョ、クラウディオ・ブラボ、ポール・アコク、ライネス 、モントーヤ 、W・カルバーリョ、アイトール・ルイバル

ゴール: 1-0. バルトラ (28')、2-0. アイトール・ルイバル (92').