マッチレポート | 逆転後に追いつかれ引き分け (2-2)
カナレスとテージョがゴールを決めた。
レアル・ベティスは15日、ラ・リーガ再開後2試合目となる第29節でグラナダと対戦し2-2で引き分けた。2-0で敗れたセビージャとのダービーから4日後の月曜日、無観客の本拠ベニート・ビジャマリンに戻ってきたチームは前半にカウンターで失点しながらも試合終盤に逆転。しかし後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪われた。
ダービーから先発を7人入れ替えたベティスは序盤から試合をコントロールしようとするが、最初にチャンスを作ったのはアウェイのグラナダだった。9分に左サイドから切れ込んだアントニオ・プエルタスが右足で強烈なシュート。ジョエル・ロブレスがファインセーブでコーナーキックに逃れた。
一方のベティスはサイドからのクロスを中心に相手ゴールに迫り、コーナーキックのチャンスにエドガルが頭で合わせるなどチャンスを作るが、なかなか決定的なシュートを放つまでには至らない。
すると29分、グラナダが自陣でパスをカットして素早いカウンターアタックを仕掛け、プエルタスのクロスにゴール前に走りこんだカルロス・フェルナンデスが合わせて先制ゴール。ベティスは2試合連続で相手を追う展開を強いられることとなった。
前半終了間際にロレン、ホアキン、フェキルが立て続けに惜しいシュートを放ったものの、うまく攻撃の歯車がかみ合わないまま1点ビハインドで後半を迎えたベティスは、ルビ監督が60分にグアルダードとホアキンに代えてアレニャとテージョを投入。
71分にはコーナーキックからアレニャがシュートを放ち、その2分後には投入されたばかりのボルハ・イグレシアスがペナルティエリア内からゴールを狙うなど、交代選手が積極性を見せるがシュートはともに枠を外れた。76分にペナルティエリアのすぐ外でこぼれ球を拾ったセルヒオ・カナレスが素早く左足を振りぬいた場面も、シュートはゴール右へ逸れた。
辛抱強い戦いが実を結んだのは85分だった。ゴール前でクロスを待ち受けるボルハ・イグレシアスが倒され、ベティスがPKを獲得。このチャンスをセルヒオ・カナレスがゴール右下にきっちりと決め、待望の同点ゴールが生まれた。さらに88分、ショートコーナーを受けたテージョの左サイドからの鋭いボールがそのままゴールに吸い込まれ、ベティスは終盤の3分間で逆転に成功した。
リーグ再開後初の勝ち点3に近づいたかと思われた91分、グラナダがコーナーキックを得るとファーサイドで待ち構えたソルダードがボレーシュート。強烈なシュートはジョエル・ロブレスも止めることができず、ゴールネットを揺らした。一度は逆転に成功しながら、痛恨の失点で白星を取り逃がす結果となってしまった。
レアル・ベティス:ジョエル・ロブレス;エメルソン (バラガン 82')、マンディ、フェダル、ペドラサ;エドガル (ライネス 70')、 グアルダード (アレニャ 60')、カナレス;ホアキン (テージョ 60')、フェキル、ロレン (ボルハ・イグレシアス 70')
グラナダCF:ルイ・シルヴァ;フルキエ 、バジェホ、ヘルマン (ドゥアルテ 57')、カルロス・ネバ;ヤン・エテキ、ラモン・アゼーズ (アントニン 89')、アントニオ・プエルタス、ダルウィン・マチス (ビクトル・ディアス 57');フェデ・ビコ (マルティネス 73');カルロス・フェルナンデス (ソルダード 73')
得点: 0-1 (29'): カルロス・フェルナンデス、1-1 (85'): カナレス、2-1 (88'): テージョ、2-2 (90'): ソルダード