マッチレポート | レアル・マドリードを撃破 (2-1)

シドネイとテージョのゴールで久々の勝利を手にした。

8日に行われたラ・リーガ第27節、レアル・ベティス・バロンピエは本拠ベニート・ビジャマリンでレアル・マドリードに2-1の勝利を収め、7試合ぶりの勝ち点3を手にした。

ホームで久々の勝利を目指すチームは首位チームを相手に堂々の戦いを展開し、36分にはカナレスの折り返しをフェキルが左足でボレーシュート。強烈な弾道がレアル・マドリードゴールを襲ったが、クルトワが好セーブを見せコーナーキックに逃れた。

その3分後、ショートコーナー後にフェキルがシュートを放ち、ブロックされたボールを自らチェイス。相手選手と交錯しペナルティエリア内にこぼれたボールにシドネイがいち早く反応すると、右足を一閃。弾丸のようなシュートがゴール右上に突き刺さり、ブラジル人センターバックの鮮烈な一撃でベティスが先制に成功した。

リードしたまま前半を終えたいチームだったが、アディショナルタイムにゴール前でシドネイがマルセロを倒したとしてレアル・マドリードにPKが与えられる。これをベンゼマがゴール左下に沈め、前半は1-1の同点で終了した。

ハーフタイム後の55分、ベティスに大きなチャンスが訪れる。自陣の深い位置でボールを奪うと素早くフェキルにボールを繋ぎ、前線へスプリントするカナレスへ。数的優位な状況で並走するホアキンへパスが通り、クルトワと1対1になる。しかしクルトワを振り切ったホアキンのシュートはカバーリングに入ったモドリッチがクリアし、勝ち越し点を奪うことはできなかった。

対するレアル・マドリードも70分にモドリッチが強烈なミドルシュート。ジョエル・ロブレスが弾いたボールを拾ったメンディのシュートはクロスバーを直撃したが、幸いにも失点は免れた。

すると83分、遂にベティスに待望の2点目が生まれる。ベンゼマの自陣内での横パスをグアルダードがカットし、すぐさま前線へスルーパス。抜け出したテージョがクルトワの動きを冷静に見極め、シュートをゴールに流し込んだ。このゴールが決勝点となり、ベティスは首位レアル・マドリードをビジャマリンで撃破。なかなか白星に手の届かなかったチームが、重要な勝ち点3を手に入れた。