マッチレポート | ホアキンのハットトリックで3連勝 (3-2)

キャプテンが序盤だけで3得点を挙げ、アスレティック・ビルバオを下した。

レアル・ベティスは8日に行われたラ・リーガ第16節でアスレティック・ビルバオを3-1で下し、3連勝を達成した。立ち上がりにホアキンが先制点を奪うと、さらに2点を追加しハットトリック。その後1点差に追い上げられたが、逃げ切りに成功した。

好天に恵まれたベニート・ビジャマリンでキックオフされた試合は、最高のスタートを切る。試合開始から2分に満たないうちにエメルソンが右サイドを力強く突破し、ゴール前へクロス。フリーで待ち構えたホアキンがボールをコントロールしてボレーシュートを突き刺し、ベティスが立ち上がりにリードを奪うことに成功した。

ホアキンの活躍はそれだけではなかった。衰え知らずの38歳のキャプテンは11分にペナルティエリア内左側でボールを受けると、右足で狙いすましたシュートを放つ。カーブを描いたシュートは右ゴールポストに当たってゴールネットに吸い込まれ、ベティスが美しいゴールで早くもリードを2点に広げた。

さらにその10分後、ベティスが素早いカウンターを仕掛けるとロレンのラストパスの先に走り込んだのは、またしてもホアキン。ゴールキーパーの動きを冷静に見極めて、右足のシュートを流し込んだ。試合開始から21分間でハットトリック。まるで夢のような大活躍で、ホアキンが日曜の午後にビジャマリンに集まったファンを魅了してみせた。

ベティスは38分にもカウンターからビッグチャンスを迎えたが、ロレンのホアキンへのクロスはカットされ、フリーのグアルダードが放ったシュートはGKシモンがセーブ。4点目を奪うことはできなかった。

逆に後半終了間際にアスレティック・ビルバオのイニャキ・ウィリアムズにPKで1点を返されたが、2点リードでハーフタイムを迎えた。

より落ち着いた展開となった後半も、相手にボールを持たせながらカウンターを狙うなどベティスは試合をコントロール。守備に気を使いつつも機を見てロレン、アレックス・モレノらがゴールを狙った。

しかし74分、アスレティック・ビルバオはベティス陣内でのフリーキックを繋ぎ、ユーリがペナルティエリア外から思い切ったシュートを放つ。するとこれが一直線にゴールに吸い込まれ、ベティスは1点差に迫られた。

その後も途中出場のボルハ・イグレシアスが惜しいシュートを放ちながら追加点は奪えなかったベティスは、後半アディショナルタイムにホアキンがGKシモンと1対1になるビッグチャンスを迎えるが、惜しくもシュートはセーブされた。それでも3-2で勝利を収め、ラ・リーガ3連勝を達成した。


レアル・ベティス・バロンピエ: ジョエル・ロブレス、エメルソン、バルトラ、フェダル、アレックス・モレノ、エドガル (ハビ・ガルシア 79'),、グアルダード、カナレス、ホアキン、ライネス (カプトゥム 73')、ロレン (ボルハ・イグレシアス 76').

アスレティック・ビルバオ: ウナイ・シモン、カパ (ララ 81')、ジェライ、イニゴ・マルティネス、ユーリ、ダニ・ガルシア、ウナイ・ロペス、コルドバ (ヌニェス 46')、センセト (サン・ホセ 68')、ウィリアムズ、コドロ

得点: 1-0 (2'): ホアキン
    2-0 (11'): ホアキン
    3-0 (21'): ホアキン
    3-1 (44'): ウィリアムズ
    3-2 (74'): ユーリ