ラ・リーガ最終節、ベティスはアウェイでセルタ・デ・ビーゴと対戦。ビジャレアルと勝ち点で並ぶも直接対戦成績で上回り、ヨーロッパリーグ出場圏内の6位につけるベティス。5位のソシエダとの勝ち点差も僅か1ポイントと迫っており、勝利すれば5位でフィニッシュできる可能性もある状況で試合開始の笛が鳴り響く。

　30分、バルトラがペナルティエリア内で相手を倒してしまいPKを献上。エースのイアゴ・アスパスに正確に決められ、ベティスは先制を許してしまう。

　前半はこのまま1点ビハインドでフィニッシュ。1つ下の順位のビジャレアルが前半時点でリードしており、ヨーロッパリーグ出場権が危ぶまれる不安の中後半を迎える。

　それでも53分、エメルソンの獲得したPKをイグレシアスが決め、反撃の狼煙を上げると、69分にはペナルティエリアの右寄りで直接フリーキックを獲得。フェキルの左足から放たれたシュートが美しいカーブを描きゴールネットを揺らした。

　さらにその4分後、コーナーキックからビクトル・ルイスが逆転ゴール。僅か20分の間で3ゴールの大逆転に成功する。76分にはテージョが退場するも10人で耐え忍んだベティス。見事3-2で勝利を収めた。

　結局7位のビジャレアルが敗れ、5位のソシエダは勝利。順位変わらずの6位で今シーズンを終えたベティスは無事にヨーロッパリーグを獲得した。スペイン・アンダルシアの伝統的クラブが18/19シーズン以来3シーズンぶりに、ヨーロッパリーグの舞台に帰ってくる。

[出場選手]
ベティス：ブラボ、エメルソン、バルトラ、ビクトル・ルイス、ミランダ(テージョ 46)、ギド・ロドリゲス、グアルダード(W・カルバーリョ 66)、N・フェキル、ロドリ(ライネス 57)、ルイバル(アレックス・モレノ 46)、イグレシアス(ロレン 82)

セルタ：ビジャ―ル、K・バスケス(ベイガ 86)、アラウホ、C・ドミンゲス、A・マルティン、ベルトラン、D・スアレス、B・メンデス(ミゲル・バエサ 82)、ノリート(A・ソラーリ 58)、イアゴ・アスパス、サンティ・ミナ

[ゴール]
1-0 セルタ：イアゴ・アスパス 32分(PK)
2-0 セルタ：B・メンデス 49分
2-1 イグレシアス：53分(PK)
2-2 ベティス：N・フェキル 69分
2-3 ベティス：ビクトル・ルイス 73分

退場
ベティス：テージョ 76分