ベティスとコパ・デル・レイの歴史を紐解く

コパ・デル・レイ決勝直前企画

コパ・デル・レイの歴史を紐解く【ベティス】

コパ・デル・レイ決勝直前企画

日本時間4/24日(日)朝5時にコパ・デル・レイ決勝が開催されるということで、今回特別コンテンツとして、同大会におけるベティスの歴史と統計的なデータを振り返ってみたいと思う。

まず、大会の正式名称は「カンペオナート・デ・エスパーニャ(スペイン選手権)」だ。そしてこの大会の呼び名は1903年から1930年までは「コパ・デル・レイ」、1931年から1936年までは「コパ・デル・プレジデンテ・デ・ラ・レプブリカ」、1939年から1976年は「コパ・デル・グネリシモ」、1977年から再度、「コパ・デル・レイ」と歴史的な背景とその時の政治状況によって変化してきた。

1903年に第一回が開催されて以来、今日まで119回開催され、ベティスは1925-26シーズンに初参加して以来、85回の大会に出場してきた。そのうち決勝進出は5回(1931年、1977年、1997年、2005年、2022年)、準決勝進出は7回、準々決勝進出は16回という成績を収めている。

また、これまで約100チームの相手と対戦してきたが、最も多く対戦したのはアスレティック・クラブ(12回)、次いでレアル・マドリード(11回)、セビージャ(10回)、バレンシアとバルセロナ(9回)、エスパニョール(8回)、カディス、アトレティコ・デ・マドリード、レアル・ソシエダ(7回)となっている。

同大会に参加したベティスの選手は総計602名だ。ベティスのレジェンド、ホセ・ラモン・エスナオラが最多出場選手で、合計64試合。以下、ホセ・スアレス・ペラル(60)、アントニオ・ベニテス、ハビエル・ロペス(59)、フリオ・カルデノサ(57)、ラファエル・ゴルディーヨ(56)、アントニオ・ビオスカ(55)と続いている。

同大会のクラブ内最多得点者はロヘリオ・ソーサで、通算17ゴールをあげている。エドゥアルド・アンサルダ、フリオ・カルデニョサ、アントニオ・カラスコ、アンヘル・マルティン、ビクトリオ・ウナムノが15ゴールで後に続いている。ベティスの選手でカップ戦でゴールを決めた選手は、歴史上220人だ。

最も多く指揮した監督はパトリック・オコンネルで36回、次いでロレンソ・セラ33回、フェレンツ・スーザ30回、ラファエル・イリオンド25回、ルイス・カリガ22回となっている。 歴史上、この大会でベティスを指揮した監督は51人だ。

最後に、コパ・デル・レイでのバレンシア戦の数字を挙げてみると、不利な数字が見て取れる。前述したようにベティスは9回にわたってバレンシアと対戦しており、その対戦成績はバレンシアが7勝、ベティスが1勝となっている。しかし過去は過去だ。

2022年の決勝は、ベティスのホームタウン・セビージャにあるエスタディオ・オリンピコ・セビージャで行われる。ホームタウンのファンの声援のもと、歴史に残る美しい試合をしたいところだ。