マッチレポート | マジョルカを下し2連勝 (1-2)

ホアキンとフェキルが前半にゴールを奪った。

レアル・ベティスは30日に行われたラ・リーガ第15節でマジョルカと対戦し、1-2の勝利を収めた。前半にホアキンとフェキルのゴールで2点を奪うと、相手の反撃をPKの1点のみに抑え今季初の連勝を達成した。

高い位置でプレスを掛けボールをコントロールする積極的な立ち上がりを見せたベティスは、4分にフェキルがペナルティエリア内で倒されて早々にPKを獲得する。これをホアキンが冷静にゴールキーパーの逆を突いて決め、ベティスが幸先の良いスタートを切った。

対するマジョルカは久保建英が右サイドから中央へ切り込んでシュート、さらにその2分後にもペナルティエリア内で個人技で前を向きゴールを狙ったが、いずれもジョエル・ロブレスがしっかりとセーブした。

33分、フェキルの驚異的なプレーでベティスがリードを広げる。自陣内でホアキンがマジョルカのボールを奪い、グアルダードがためを作って右サイドのフェキルに展開。フェキルは単独でゴール前中央でボールを持ちこみ、左足を一閃する。地を這うような強烈なシュートを相手ゴールキーパーは止めることができず、ボールはゴールネットに突き刺さった。

2点リードのままハーフタイムを迎えたベティスだったが、後半に入るとホームのマジョルカが反撃を開始。何度もベティスゴールに迫り、55分にPKを獲得した。ジョエル・ロブレスはラゴ・ジュニオールのシュートに触れたものの止めることはできず、マジョルカが1点差に迫った。

マジョルカにもゴールが生まれたことで、試合は一気にオープンな展開となる。ベティスは58分にエメルソンからボールを受けたフェキルがシュート、相手ゴールキーパーが弾いたボールをカナレスが再度狙ったが、ゴールライン寸前でクリアされた。

直後に今度はマジョルカが立て続けに決定的なシュートチャンスを迎える。しかしジョエル・ロブレスを中心とするベティス守備陣が体を張ってゴールを死守した。

85分にはマジョルカがロングパスで右サイドを破ってクロスを入れ、ファーサイドに走り込んだラゴ・ジュニオールがシュート。ベティスにとっては絶体絶命のピンチだったが、ジョエル・ロブレスがファインセーブを見せる。その1分後の久保が放った鋭いミドルシュートも、守護神が弾き出した。

好守を連発したジョエル・ロブレスの活躍もあり、スコアは1-2のまま試合終了。前節バレンシア戦に続く勝利で、チームは今季初の連勝を達成した。

RCDマジョルカ: レイナ、フラン・ガメス、ヴァルイェント 、ライージョ、ルーマー、ババ (ラゴ・ジュニオル 46')、フェバス、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲス (チャバリア 76')、久保、ブディミル (プラッツ 68').

レアル・ベティス・バロンピエ: ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、バルトラ、フェダル、ペドラサ、グアルダード、カナレス、ホアキン (カプトゥム 79')、フェキル (ライネス 84')、ロレン (ボルハ・イグレシアス 68').

得点:  0-1. ホアキン (6').
          0-2. フェキル (33').
          1-2. ラゴ・ジュニオール、PK (55').

退場:  ルーマー (91').