マッチレポート | セビージャとのダービーに敗れる (1-2)

ロレンのゴールで一度は追いついたが、後半に決勝点を奪われた。

レアル・ベティスは10日、ベニート・ビジャマリンで行われたセビージャFCとの伝統のダービーに1-2で敗れた。序盤に失点しながらも前半終了間際にロレンが同点ゴールを決めて追いついたが、後半にデ・ヨングに決勝点を奪われた。

先週サンティアゴ・ベルナベウでスコアレスドローを演じた先発11人を入れ替えずに臨んだベティスはまずまずの立ち上がりを見せるが、13分に自陣右サイドで相手にフリーキックを与えてしまう。セビージャは意外性のあるプレーでいったん逆サイドに展開しゴール前へボールを送ると、マンディがヘディングではじき返したボールがオカンポスの足元へ。トラップから素早く打たれたボレーシュートをジョエル・ロブレスは止めることができず、アウェイチームが先制点を手にした。

反撃を試みるベティスも19分にフリーキックから、カナレスのクロスをマンディが折り返しゴール前のフェキルがボレーシュート。良い形の攻撃だったが、シュートは惜しくもゴール上へ外れた。その後はダービーらしい激しい戦いが続きなかなか大きなチャンスは生まれない展開となるが、ハーフタイム直前の45分にベティスが同点に追いつく。左サイドからフェキルがゴール前へクロスを入れ、ファーサイドのエメルソンが頭で折り返すと、そのボールをロレンがディフェンダーを背負いながらも豪快にボレーシュートで叩き込んだ。待望の同点ゴールが決まるとスタジアム全体で歓喜が爆発し、ベティスは苦しいスタートとなった前半を勢いを得る形で締めくくった。

後半立ち上がりの47分にもロレンがアレックス・モレノのクロスに頭で合わせるが、シュートはゴール上へ外れる。すると55分、セビージャが再びリードを奪う。バネガからのパスを受けたデ・ヨングがペナルティエリアに侵入し、左足でフィニッシュ。力強いシュートがゴールネットに突き刺さった。

再び追いつきたいベティスは63分にフェダルに代えてホアキンを投入。その直後にグアルダードからのロングボールをペナルティエリア内のロレンが胸でトラップし、ボレーシュートでゴールを狙ったがGKヴァツリークにセーブされる。さらにホアキンが右サイドをドリブル突破し、ファーサイドのアレックス・モレノが頭でクロスに合わせた場面もヴァツリークの好守に阻まれた。

対するセビージャは82分、左サイドから切り込んだオカンポスが右足で鋭いシュートを放つが、ジョエル・ロブレスが好セーブでゴールを許さない。ベティスは最後までゴールを目指し攻撃を仕掛け続けたが、セビージャの必死の守りを攻略することはできず。本拠ベニート・ビジャマリンでライバルを相手に黒星を喫した。


レアル・ベティス・バロンピエ:ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、フェダル (ホアキン 62 ')、シドネイ、アレックス・モレノ、バルトラ (テージョ 68')、グアルダード (ボルハ・イグレシアス 76 ')、カナレス、フェキル、ロレン


セビージャFC:ヴァツリーク、ナバス、ジエゴ・カルロス、クンデ、レギロン、フェルナンド、バネガ (ジョルダン 74 ')、オリベル・トーレス (バスケス 51')、オカンポス、ノリート (グデリ 70 ')、デ・ヨング

得点:0-1 オカンポス (13 ').
          1-1 ロレン (44 ').
          1-2 デ・ヨング (55 ')