マッチレポート|カディスに2-1で勝利
ラ・リーガ第31節。前節オサスナに快勝したベティスは敵地でカディスとのアウェイゲームを迎え、2-1の逆転勝利を収める。
アンダルシア州に本拠地を置く両者のダービーマッチとなった本戦は、開始早々から球際の激しいオープンな展開を見せる。
前半15分、右サイドを突破したサバリのクロスをカナレスがダイレクトで合わせ、ゴールラインを割ったかのように思えたが、オフサイドポジションにいたフェキルがプレーに関与したという理由でオフサイド判定になりゴールは認められない。
その後はベティスがボールを支配する展開が続くも、カディスの4-4-2の堅い守備ブロックを崩せずに前半終了のホイッスルを迎える。
後半もボールを握ったのはベティス。後半開始早々、グアルダードがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを放つも、惜しくもクロスバーに嫌われてしまう。
すると徐々に流れはカディスに傾き始める。54分、右サイドを突破したアレホのパスをイドリシがダイレクトで合わせるも、これは惜しくもゴール左に外れる。
直後の57分。前半からベティスの猛攻を凌ぎつづけたカディスが一瞬の隙きを突く。左サイドからイドリシがロングスローを放り込み、こぼれ球をアレホが押し込んで先制。残留争いに向け是が非でも勝ち点3が欲しいカディスに待望の瞬間が訪れる。
ベティスはベジェリンやベテランのホアキンを投入し、傾いた流れを変えようと試みる。すると78分、中央でフェキルのヒールパスを受けたテージョがミドルシュートを決め、ついに同点に追い着く。
そして直後の82分には、イグレシアスがペナルティエリアで倒されPKを獲得。これを自ら沈め、ベティスは一気にゲームを覆した。
その後はベティスが安定してゲームを支配し試合終了。ベティスは連勝を飾る。同日のゲームで4位のアトレティコ・マドリードが破れたため、4位との勝ち点差を1に縮め、CL出場権獲得に向け貴重な勝ち点3を獲得した。