マッチレポート | 「スーパーパンダ」イグレシアスの2ゴールでグラナダに勝利(2-1)
ラ・リーガ第35節、ベティスはホームでグラナダCFと対戦。屈強な相手に対し、ペレグリーニ監督はフィジカルに優れたW・カルバーリョを中盤に起用して試合に挑んだ。 激しいボールコンタクトが続く中、最初にチャンスを迎えたのはアウェイのグラナダ。20分、ギド・ロドリゲスが中盤でボールを奪われると、グラナダが一気にショートカウンター。GKと1対1のピンチを迎えるも守護神ブラボがこれを阻止。弾いたボールがポストに当たり、更にこぼれ球をゴールに押し込まれるが僅かにオフサイドと、運にも救われた。 39分、左サイドバックのミランダが縦にロングパスを送ると、抜け出したルイバルがダイレクトでセンタリング。中でボールを受け取ったイグレシアスがゴールに背を向けた状態から反転シュート。鋭いボールが右サイドに突き刺さりベティスが先制する。イグレシアスは自身のアイコンであるパンダのぬいぐるみを手に取り、自らのゴールを祝福した。 しかし後半11分、バルトラがGKに戻したバックパスをグラナダのマチスがインターセプト。守護神ブラボをフェイントでかわし、ゴールネットを揺らす。 痛恨の失点で7試合連続引き分けになるかと思われた後半40分、ベティスのコーナーキックでグラナダのゴールキーパーが味方のバックパスをキャッチ。ゴールから僅か5.5メートルという超至近距離で、ホームのベティスは間接フリーキックのチャンスをゲット。 11人全員が壁となりゴールを守るグラナダに対し、カナレスからのパスを受けたイグレシアスのシュートは一度弾かれるものの、再度流れてきたこぼれ球を"スーパーパンダ"は思い切りゴールに蹴りこんだ。 劇的な決勝ゴールで7試合ぶりの勝利を手にしたベティス。リーグ戦の順位を目標のヨーロッパリーグ出場圏内である6位に浮上させた。
[出場選手]ベティス:ブラボ、エメルソン、バルトラ、ビクトル・ルイス、ミランダ、ギド・ロドリゲス、カナレス(グアルダード 89)、W・カルバーリョ(ロドリ 80)、ホアキン(テージョ 72)、ルイバル(ライネス 72)、イグレシアスグラナダ:アーロン、フルキエ、ゴナロン、ヘルマン、L・スアレス、A・プエルタス、マチス(ビクトル・ディアス 77)、キニ、モントーロ(フェデ・ビコ 13 → モリーナ 77)、エレーラ(ヤン・エテキ 63)、ドミンゴス(ペレス 76)[ゴール]1-0 ベティス:イグレシアス 38分1-1 グラナダ:マチス 66分2-1 ベティス:イグレシアス 87分