ラ・リーガ第23節、レアル・ベティスはアウェイでビジャレアルCFと対戦。フェキルの5カ月ぶりのゴールで先制するとエメルソンの追加点もあり、強敵ビジャレアルに2-1で勝利した。　5位のヨーロッパリーグ出場権獲得のために勝利しておきたい6位ビジャレアルとの上位対決。ペレグリーニ監督はこの大一番で、2021年に入りゴールを量産していたイグレシアスではなく、ロレンをワントップとして抜擢した。　試合開始直後から激しいせめぎ合いを見せる両チーム。チェックの激しいビジャレアルに対し、チャンスを作れないベティスだったが、一方の守備では相手のシュートを3本に抑える等、高い集中力を見せた。　このままスコアレスでハーフタイムを迎えるかと思われた44分、自陣左サイドで得たスローインをミランダが前線のフェキルにロングスロー。抜群のキープ力で一気にゴール前までボールを運んだフランス代表は、相手のプレッシャーを振り切り強引にフィニッシュ。一瞬の隙をついて、アウェイのベティスが先制する。　約5カ月ぶりのフェキルのゴールで勢いに乗るベティスは53分、ショートコーナーからのカナレスのクロスに、エメルソンが頭で合わせ追加点。リードを2点に広げる。　65分、VARによりペナルティエリア内でのエメルソンのハンドが取られPKを献上。エースのジェラール・モレノにこのチャンスを決められ、スコアは2-1に。　1点差に詰められながらも、最後まで集中しゴールを死守したベティス。リーグ上位相手に大きな勝ち点3を手にした。

[出場選手]ベティス：ジョエル・ロブレス、エメルソン、マンディ、ビクトル・ルイス（シドネイ 77'）、ミランダ、ギド・ロドリゲス、N・フェキル、カナレス、ルイバル(モントーヤ 82')、グアルダード、ロレン(W・カルバーリョ 83')ビジャレアル：アセンホ、ラウール・アルビオル、パウ・トーレス、パレホ、ジェラール・モレノ、フォイス（ニーニョ 88'）、パコ・アルカセル(バッカ 61')、ペーニャ、モイ・ゴメス（ボルドナド88'）、ペドラサ、アレックス・バエナ(ダニエル・ラバ 61')[ゴール]0-1　ベティス:フェキル (44')0-2 ベティス：エメルソン (52')1-2 ビジャレアル：ジェラール・モレノ(65')