現地2日に行われたラ・リーガ第16節はセビージャFCとのセビリア・ダービー。ホームのベティスはカナレスのPKによるゴールで同点に追いつき、2021年最初のリーグ戦で勝ち点１を手に入れた。

　新型コロナの影響でグアルダード、ホアキン、モントーヤを欠いたこの試合。ペレグリーニ監督は怪我明けのカナレスをボランチで起用し、若いライネスを先発に抜擢した。

　そのライネスが左サイト突破からフェキルやカナレスのシュートをお膳立てするが僅かにシュートは枠に収まらない。一方で課題である守備は相手に僅か1本しかシュートを許さず、高い集中力で前半を無失点に抑えた。

　前半だけでイエローカード4枚と、セビリア・ダービーらしい試合が展開される中、後半開始早々スコアが動く。

　後半3分、自陣でのクリアミスがきっかけに、セビージャが左サイドからショートカウンターを開始。中で待っていたスソによってセビージャする。一方のベティスも3分後にロレンがエリア内で倒されPKを獲得。このチャンスを10番カナレスが正確に決め、試合を振り出しに戻した。

　71分にはフェキルがエリア内で足をかけられ再びPKを獲得するが、自ら得たシュートチャンスはキーパー、ヤシン・ブヌにコースを読まれてしまいゴールならず。

　その後も拮抗とした展開が続くがここで試合終了。2021年最初の試合となったセビリア・ダービーはドロー決着となった。

[出場選手]

ベティス：ブラボ、エメルソン、マンディ、ビクトル・ルイス、ミランダ、ギド・ロドリゲス、カナレス(ポール・アコク 77')、ルイバル(ロドリ 89')、フェキル、ライネス、ロレン(イグレシアス 84')

セビージャ：ヤシン・ブヌ、ヘスス・ナバス、クンデ、ジエゴ・カルロス、アクーニャ、グデリ、ジョルダン(オスカル・ロドリゲス 77')、オリベル・トーレス(ユセフ・エン＝ネシリ 46')、スソ(ムニール 77')、オカンポス(アレイクス・ビダル 89')、デ・ヨング(ラキティッチ 46')

[ゴール]

0-1   セビージャ：スソ（48'）

1-1   ベティス：カナレス(53')