マッチレポート|新生ベティス、開幕2連勝(2-0)

 テージョの劇的なゴールで開幕戦を勝利したベティス。ラ・リーガ第2節は昨シーズン16位で終えたバジャドリード。今シーズン最初のホーム戦を白星で飾った。

 前半6分、ベティスにいきなりチャンスが訪れる。エメルソンのセンタリングをモレノが頭で中に折り返す。そのボールを相手10番のオスカルが手に当ててしまう。VARによって判定されたPKをフェキルが冷静に仕留める。フランス代表MFは今季初ゴールをマークした。

  ホームチームは止まらない。前半18分、ショートカウンターからバイタルエリアでボールを受けたカナレスがミドルシュート。相手に弾かれたボールをW・カルバーリョがダイレクトボレー。強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、早くも2点のリードを奪う。

  危なげない試合運びを見せた前半に対して後半は中盤が間延びし、オープンな展開に。ヒヤリとしたシーンは、バジャドリードの開始早々のセットプレー。壁に当たったボールが再び中に放り込まれ、フリーの選手にネットを揺らされる。しかしこれはVARの判定でオフサイドに。

  その後は時間が経つに連れベティスは攻撃の人数を減らし、昨シーズンの課題であった守備に重点を置く。結果、枠内シュートを僅か2本に抑え、安定した試合運びを展開した。

  結局スコアは前半のまま動かず2-0で快勝。開幕2連勝のベティスは、同時に2試合連続のクリーンシートを達成。また、プレシーズンから含めるとペレグリーニ監督就任後5連勝と、勢いに乗っている。

[出場選手]

ベティス:クラウディオ・ブラーボ、エメルソン、マンディ、バルトラ、アレックス・モレノ、W・カルバーリョ(ポール・アコク 90+3')、ギド・ロドリゲス、ホアキン(フアンミ 70')、カナレス、フェキル(テージョ 60')、イグレシアス(サナブリア 70')

バジャドリード:ロベルト、ハビ・モヤノ(マケーダ 14')、ホアキン(ハビ・サンチェス 61')、ブルーノ、ナチョ、ミチェル、フェデ・サン・エメテリオ、オスカル・プラノ、オレジャーナ、ワルド(ヴァイスマン46')、セルジ・グアルディオラ

[ゴール]

1-0       フェキル (9')

2-0      W・カルバーリョ(18')